結局、マメは戻って来なかった。
ある時、パパがあたしを抱きながらの目を見つめて話してくれたの。
パパはきっと伝わらないと思ってたハズだけど、想いを込めてゆっくり話してくれたから、何となく理解できたの。
『マメは病気になってしまったから今は病院で治療しているんだ。
しばらく少し寂しくなるけど、ゆっくり一緒に待ってあげようね。』
それでもまだ、どこか部屋の隅に隠れてる気がして毎日遠吠えしてマメを呼んだ。
毎日毎日鳴いた。
朝起きると泣き過ぎて目ヤニが目元に溜まっていて目が開かなかった。
鼻もグズグズ…
風邪を引いたようだ。
続く
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