とにかくグッたりしていたので慌てて動物病院へ連れて行ったら緊急手術することになった。
太い大きなボルトで腕を固定して、リハビリすれば治ると医者に言われ、とりあえず一安心。
しかし野良生活は感染症になってしまう為、実家で飼うことに。
ペット禁止の集合住宅で本当は飼えないのだが、緊急事態の為リハビリ期間のみ実家でみることにした。
小さい頃から猫を飼いたかったから、家にチビっこが来てくれて嬉しかった。
ただ、折れた腕を見ていると痛々しい。
心が冷たく酷い事をする人間も世の中にはいるものだ。
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リハビリは順調に進み、元気のなかったチビっこもだんだんまた遊んだりして元気になった。
ただボルトの傷口が痒いのか、掻こうとするので首にカラーを付けた。
チビっこが痒くてニャーニャー鳴いてて心が痛い。
ひたすら早く治ることを祈って完治を待った。
また、元々が野良の為、トイレ等のしつけには苦労した。
何回も何回も理解して貰えるまで丁寧に教えた。
きっと、チビっこは最初家に来た時は本当に辛かっただろうな。
人間には骨を折られて殺されかけるし、今度は急に折れた腕にボルトを入れられるし。
傷口が痛痒いのに掻けないし、トイレは以前のように好きな場所で出来なくなった。
前のような自由な生活はなくなった。
残された仲間や家族はまだあの海辺にいる。
このまま人間を信用していいのか、きっとチビっこはたくさん迷っていたはず。
でもご飯は不自由なく食べれるし、可愛がって遊んでくれる。
それに何より生死を彷徨う縄張り争いから逃れる。
きっとそんなことも考えていたのかなーなんて思う。
ご飯ももりもり食べて体も大きくなってきたなーなんて思っていた矢先、またも災難が振りかかった。
つづく

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