そしていつものご飯をくれる人間達と、見慣れない一回り小さな人間達で何やら話をしていたの。
あたしの姉にゃんこのマメは、訳が分からず恐くて柵の隅っこの方で固まっていたの。
あまりにも恐くてあたしはマメにずっとくっついて離れられずにいたの。
しばらくすると、いつもご飯をくれていた人間達はいなくなっていて、ひと回り小さい人間が2人と、大きな人間の2人がいたの。
柵から無理やり出されたから、あたしは木でできた小さな穴が空いた空間に逃げた。
あたしは恐い時や、誰にも邪魔されずにゆっくりしたい時は今でもここに行く。
後から知ったことだけど、その空間の名前は木で出来た椅子とテーブルだった。
あたしは椅子とテーブルの隙間の空間が好き。
あたしが逃げ隠れていた間、マメは人間の膝の上で頭や背中を撫でられていた。
きっと最初は始めて嗅ぐ匂いで見たことも無い人間だったから恐かっただろうに。
柵に戻ったら、あたしは直ぐにマメにくっついて甘えた。
マメはあたしに、
『ここは安全な場所。恐くなんかないから大丈夫よ。』
と教えてくれたの。
確かにご飯は毎日くれるし、トイレもいつも綺麗にしてくれてるしにゃー・・・
信用しても大丈夫?
しばらく様子を見ることに。

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